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中小企業の知財管理や、コンパクトな知財管理を目指すネタを中心に、日々感じたことを記録していきます。
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ipadを触ってみて |
2010年6月22日 18時50分 |
ipadに関する使用レポートはネット上でも多く見られるので、ここでは、pdf周りや公報検索の使用感をレポートしてみたいと思います。
ipadはiphoneを使っている方には全く違和感なく使い始められると思うが、iphoneを使っていない方で、PCの延長線上で考えてしまうと選択の失敗をする可能性があるので注意が必要である。
以下、否定的な項目が続くが、ipadの直感的にわかる操作性や、サクサクとした動き、画面の美しさは将来性を感じる機器であることに間違いはない。また、ノートパソコンを広げるのにためらう場所でも、ipadなら馴染むように思われる。
1)ファイル管理
pdfなどのファイルをipadに簡単に出し入れできると思わない方が良い。
ipod nanoなどでitune経由で音楽を移動させるのと同様に基本ituneが仕切る。
書籍などをpdf化して持ち歩こうと思うと、PCの場合、分野毎にpdfを保存し、フォルダごと他のノートPCなどにコピーして、そこから好みのソフトで読んだり、マーカーを引いて保存し、元のPCの戻すことなどを考える。この各工程がipadでは出来ない可能性がある。
もちろん、ituneに用意されたソフト毎のファイル移動スペースにドラッグすれば、ipadに移動できる。しかしフォルダ毎の移動は難しいようだ。確かにwindowsのエクスプローラーに相当するipadのフォルダを見るソフトはあるが、ipad上ではファイルが名称を変更して保存されるのでいじりようがない。wifi経由でファイル移動できる場合もあるし、web上の保管庫からダウンロード出来る場合もある(アップロードは制限がある場合もあり)。カメラキットを使えば、SDカードをipadに繋げられるが、写真の吸い上げ専用と考えた方が良い。
2)閲覧・保存
標準装備のWebブラウザーのSafariでIPDLやgoogle patentを見ることができ、画面の拡大縮小も簡単にでき見やすい、pdfも表示できるが、Safari上でpdfの保存は出来ないように思われる。仮に保存できたとしても、ipadではファイル共有が出来ないらしく、他のpdfの加工が出来るソフトで開き直すことが出来ないと思われる。
なお、Safari上でIPDL公報をフレーム表示をさせた場合、右側に表示される図面はスクロールと共に消えてしまう。
3)加工
pdfに注釈を入れたり、マーカーを引く場合、iannotateというソフトを購入すると加工できる(00)。itune経由でpdfを読み込み、専用フォルダに保存され、そこで加工したものはPCにも戻すことが出来るようであるが、注釈の互換性(マーカーが保存されるか)は、注意が必要である。私が試したところ、上手くいかない場合もある。
現時点では、pdfを見たり読んだりすることに問題はないが、多量のファイル管理や加工ファイルの移動などやや高度な管理は望まない方が良いと思われる。
windowsモバイルなどに比較すると、アップルの制限が厳しく、使用には慣れが必要だが、性能確保のための制限と考えれば、我慢できるかもしれない。
本日、発表のiphone 4の記事を見ると、ibooksではpdfに対応していくようだ。
【追記】
下記記事も参照ください。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20100616/1032107/?P=1
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http://pat-man.com/blog/archive_41.htm |
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