自社の技術を守る 対策 
・時刻認証  (追記2007/02/20)
 
 まず、未公開であるpdf化できる資料についていは、時刻認証をしておきましょう。
 例えば、発明提案書を受け取った時、開発資料を受け取った時。など
 未公開資料はすべて時刻認証しておく習慣を付けましょう。時刻認証のみにより先使用権が認められるわけではありませんが、問題が発生したとき、交渉・裁判を有利に進められる可能性があります。

 2005/11より無償提供されていますが、アクロバットの製品版(Ver5以上)が必要です。
 「e-timing EVIDENCE for Adobe Acrobat」

・ノウハウ化
 ノウハウはバレなければ、技術を独占でき、お金がかかりません。
 但し,いつまで、秘密にしておけるかが問題です。

 分野によって使える分野と使えない分野があります。
 製品を分解して明らかになることはノウハウになりません。  製造工程での工夫,原料の調合割合はノウハウになっている場合があります。 おいしいラーメン屋のスープの作り方などはノウハウとして,従業員にも教えていない場合がありますね。 村田製作所など、こういうノウハウが多いと聞いています。

 関連重要新聞記事 ”秘密徹底 特許も出さず” 日経新聞 2003/06/23掲載  「復活 日本の工場」  (追記2003/06/24)
 
・公開してしまう
 他社に独占されることがない(特許権を取られる心配がない)、但し、自社も独占できません。
 発明協会の公開技報などがあります(3000円程度)。

・出願
 自社が特許権を得れば独占できる点で,ノウハウにできないものは特許出願するのが望ましいです。
 問題は費用の高さです。
 徐々に改善されてますが,権利化まで時間がかかる点も問題です。

  いくら必要か 請求項5つ,明細書頁数13で試算してみました。('98/06/26当時)

・意匠出願(デザインに対する独占権)についても是非検討すべきです。
 特許権は取れそうもないが,どうにかして独占権を確保しておきたい場合に有効です。
 特許に比較し,費用が安いですし,自分でも簡単に手続きできます。ほとんどすべてと言うぐらい権利化されるのも魅力です。(イチオシです!)


公証制度の利用について

ご意見,ご質問はメールで→info2@pat-man.com (迷惑メール対策のため、時々メールアドレスを変更しています。)
【メインページ】へ