特許明細書の翻訳ソフト(E→J) (J→E)は後半です。
英語から日本語の明細書翻訳(E→J)は、日頃良く利用しています。
特に米国特許明細書(USP)の大意を理解するのに大変役立っています。
現状の翻訳ソフトは、英文の概要を理解するには役立ちます。
しかし、正確な翻訳をするには手作業で翻訳したほうが早く、ストレスが溜まらないかもしれません。
('09/11/03)
久々の更新です。
以前も書きましたが、日常的に特許翻訳ソフトを使うのでなければ、特許専門ソフトは高すぎます。
どうにか、特許版でないもので間に合わないか?という検討です。
ソースネクス 本格翻訳6 Platinum
ダウンロード版は超割を使えば、\12,880で手に入ります。 専門辞書121万語が付いています。
たまに外国調査をするときの調査ツールとしての翻訳ソフトの要件
・エクセルのセル連続翻訳 (DJSOFTの出力として、要約・クレームを含めて一覧表出力でき、その表で抽出作業する場合も多い)
・html複数ファイルの一括翻訳 (大量にある場合には一括翻訳指示してほっておきたい。DJSOFTのテキスト出力はhtml)
・前処理 単語一括変換 (同じ間違いを繰り返し、ソフト上で前設定できない場合には一括変換して置きたい)
・品詞を自由に変換 (ソフトの品詞認識を変えられないと、欲しい訳が付かないことがある)
・対訳表示 (原文との比較でき、見やすい)
・かつ、安いもの (できれば数万円まで)
上記要件を含め、本格翻訳6
Platinumを使ってみての感想;
翻訳速度が遅い(The翻訳との比較)。
速度スイッチというものがあるが、それを最も速度優先にしても、たぶんThe翻訳の数倍から10倍程度の時間がかかると思われる。特に初回が遅い。
なお、翻訳の質は元から期待していないので、訳が振られれば、調査用に斜め読みできるので問題なし。(期待しても裏切られるだけだが、時々、巧く訳されているときもある)
ファイルサイズの制限もある。65KB以上のファイルは読み込み不可。一括翻訳では途中までしか翻訳しない。 65KBはTXTでおよそ1万ワード程度。
本格翻訳6
Platinumは"たまの調査ツールとしての翻訳ソフトの要件"を満たすか?
・エクセルのセル連続翻訳 →可能
・html複数ファイルの一括翻訳 →65KBの制限。対訳や和英2段表記にならない (The翻訳は和英2段表記)。
・前処理 単語一括変換 →通常の検索・置換はある。
・品詞を自由に変換 →そもそも単語訳語の学習機能がないかもしれない。 学習機能がないと他の訳に反映できなく問題あり。 部分再翻訳機能もなく、全文を再翻訳しなければならないのも不便(訳語学習がなければ意味のない話だが)。
・対訳表示 →読み込んでの翻訳は対訳になる。しかしThe翻訳のように枠で区切っていないので、英和の場所がずれても気にしないようだ。
・かつ、安いもの →専門辞書が付いて1万円台は安い。機能の不足を何処まで我慢できるか?
('07/02/19)
特許専用の翻訳ソフトは高いです。デスクトップにノートパソコンとひとりで複数台のパソコンを使う時代にこれだけ高いソフトは使いにくいですね。各担当者のパソコンに導入というわけにもいきません。通常の翻訳ソフトで特に困るのがsaidの処理です。これを品詞等関係なく無条件に"前記"と訳してくれれば、後は大目に見ることができないか? と考えています。技術用語辞書を含む数万円位のソフトである程度使えないか、試して見るつもりです。自動前処理を設定できるor強制的に訳を設定できるなどのお奨めソフトがあればお知らせ下さい。
('07/02/16)
米国特許調査での翻訳ソフト利用(久々の更新です)。
DJSOFTのツールで調査することが多いので、DIP-J for
USP+AfterDJ
SEにて米国特許公報データをエクセルにて一覧にします。発明の名称・要約・クレームを含めた一覧リストが出来ます。このエクセルの発明の名称・要約・クレームの各列を翻訳し、原文の隣の列に張り付けます。このリストをチェックすることにより機械翻訳文を参照しながらスクリーニングを行います。機械翻訳文がおかしければ、細かいことは気にせず原文を参照すれば良いのです。発明の名称・要約・クレームに登場するキーワードを見れば、関連性の有無を見間違うことはほとんどないと思います。
AfterDJには翻訳ソフトを組み込んで利用する機能もあります。一応、該当のソフトを入手していますがあまり使っていません。抄録サンプルを希望する方はご連絡下さい。
('01/04/06)
PAT-Transer と The翻訳の機能比較ですが、PAT-Transerは現在利用していいるので、このソフトにある便利な機能が、The翻訳にあるか? という比較になります。(ご了承下さい)
翻訳スピード; PAT-TranserはThe翻訳の1/2程度のスピードで一括翻訳が終了します。
翻訳後の訳語変換; どちらのソフトもできますが、PAT-Transerの方が工数が少なく、早く作業が行えます。
構文や品詞を直すと、他の文章に影響が出たり、かえって変な訳になることが
ありますので、短時間でそれなりの文章に見せるようにするには、訳語変換が
手取り早いでしょう。
複数ファイルの連続翻訳; どちらのソフトもできますが、The翻訳では、
連続翻訳結果の左右対照表示が出来ないようです。
('01/03/18)
久しぶりのコメントです。
現在、特許翻訳用のソフトとして、ノヴァの PAT-Transerと東芝の
The翻訳があります。
少しずつ、両者について比較検討していこうと思います。
E→J翻訳例 (例としてレメルソン特許を利用)
PAT-Transer サンプル(PDFファイル) 手持ちのソフトで翻訳しました。
The翻訳 サンプル(PDFファイル) メーカーに試訳してもらいました。
PDFファイルの読み込みには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
('00/09/09)
ユーザーではなくなったため、使用レポートは中止しております。
新バージョンの連絡を頂いてます。
PAT-Transer
Ver.3.0 for Windows
2000/10/3 発売!
標準価格 398、000円(税別)
2本目以降
148、000円(税別)
まだまだ高いですね。
十数万円までである程度のレベルまで訳せるというソフトがあれば、ご紹介下さい。
使用レポート等
('99/05/31)
翻訳ソフトをパーツで購入できるLogoVista Xが新発売になっています。
先着で特別価格で購入できるキャンペーンをやっています。
('99/04/10)
Green and White
(翻訳ソフトのページ)を毎日見に行ってますが、この頁ではLogoVista EtoJ
PROに高い評価をしています。
興味がありますので、PAT-Transer
ejと比較してみたいと思ってます。
このソフトを専門辞書とともに利用されている方、いっしょに評価してみませんか?
Green and White
のトップ頁の下の方にある"いつも、おすすめ"にリンクされている「DICT FORMZ
(外国語事典・翻訳のメタリンク)」、瞬訳名人「Babylon」 はお奨めです。
('98/11/18)
ある特許翻訳家の方から下記アドバイスをいただきました。
「PAT-Transer
ejについて
確かに大意を理解するには重宝するときもあります。ただ、辞書に誤訳が結構多いのが難点ですので、訳文の文法面での品質とは別に大意程度にされることをオススメします。」
('98/09/30)
PAT-Transer
ejについて
気がついた点を箇条書きにします。
・前回も書きましたが、マイクロパテントのフルテキストをダウンロードしたものは、かなり前処理が利いてます。前記テキストはOCR処理していると聞いたことがあるのですが、新バージョンでは前処理でOCRの誤変換を訂正している様です。
・クレームは前処理で箇条書きにされます。読みやすくなりました。
・文章が長い場合、切っているようで、旧バージョンより変換されない箇所が減りました。
・旧バージョンでは単語の品詞まちがいで気になるものが良くありましたが、この点はあまり改善されていない様です。翻訳エンジンそのものはあまりいじっていないのでしょうか?
('98/09/03)
PAT-Transer
ejについて
まだ、詳細な訳を検討していませんが、翻訳の前処理、後処理がかなり強化されています。
オンラインでダウンロードした米国特許は、体裁を整える作業がほとんどいらなくなりました。
かなり、期待できます。検討結果は、順次報告します。
特許の翻訳では特許翻訳の世界が参考になります。
・特許明細書の翻訳ソフト(J→E)
日本語から英語の明細書翻訳(J→E)については、翻訳者の方が詳しいと思います。
私は、J→Eをあまり使いませんが、海外との連絡が必要になとき、あると便利です。
外国出願が高くなる理由の一つが翻訳代です。
できれば、翻訳者の下訳程度のレベルまで持っていけないか、
これにより翻訳料金をコストダウンできないか と思っています。
ConvertedKokaiでは英訳サービスをしているようです。
もっと良いソフト、ノウハウなどをメールでお知らせください。
ご意見、ご質問はメールで→<→info2@pat-man.com
(迷惑メール対策のため、時々メールアドレスを変更しています。)
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